治療院日誌

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3月報告

3月の報告です。

IVFをされた方が3名。
  ・ET or凍結出来た方は3名
  (32、35、38歳)

AIHをされた方が8名(うち男性不妊治療の方1名)。
  ・結果 陽性 0名
      陰性 7名(29、33、33、34、35、38、43歳)
      不明 1名(35歳)

ETをされた方が15名。
  ・陽性 9名(30、33、34、35、36、36、37、41、42歳)
  ・陰性 3名(34、37、41歳)
  ・不明 3名(33、42、42歳)
  

※今月胎嚢確認された方は5名、心拍を確認された方は5名いらっしゃいます。
〔毎月の報告は結果・経過のお知らせを頂けた方のみの掲載となります。〕

Up Date:2012年04月30日(月) by 管理者 at 10時05分
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スリーピングビューティ [スタッフ]

ゴールデンウイークが、もうすぐ
始まりますね。
当院院長並びに、スタッフ一同、
皆様が楽しい休暇をお過ごしに
なられますよう、願っております。

さて。
表題に関しては、わたくしスタッフYが
以前からずっとお話ししたかった
不妊治療の患者様についてです。


当院に通ってこられる方々は、
皆、スリーピングビューティです。
・・・目を閉じているだけの方、
本当に熟睡して前後不覚になられる方。
とにかく、静かに目を閉じておられる
そのお姿が非常に美しい。

人は思っている以上に本当に繊細です。
寝る、という行為は実はとっても
難しいのです。
当院は専門ではありませんが、他院では
不眠専門の治療をしているところも
あるほど、寝るという行為に悩まされている
方々は非常に多い。
ちょっと何らかの気になることがあっても
人は眠れません。
目を閉じても安らかな気持ちになれません。
色んな条件がうまくぴったりあわないと
寝るという行為は生まれません。

当院では、不眠のための治療を行っている
わけではないのですが、私個人の経験で
いえば大体の患者様が、まず、仰向けに
なって、必要なところに鍼を刺し終えた
時点で、もうすでに寝ていらっしゃいます。
時間で言うとおそらく10分弱です。
次のお灸の行程に移ると、もう、ほぼ
全員が寝ていらっしゃいます。

なぜこんなにもリラックスできるのか?
それは科学的に完全に実証はされていません。
しかし、先に申し上げたとおり、それほど
難しい眠りの状態にこんなに早く導くことが
できるのが、鍼灸のすごいところなのです。
副交感神経優位にさせるのが東洋医学は
得意、ということが言えると思います。

ひょっとしたら、旦那様や
お子様でさえ見たことがないお姿かも
しれません。
・・・我々施術者の思っている以上、
遙かに哀しく、辛い思いをされている方々の
お姿を、私どもは毎日拝見しています。
この治療院での患者様のお姿は
私どもしか見られないから、ちゃんと見ています。

そしていつか、幸せに治療院を卒業され、
お子様がお生まれになったとき、
「お母様は本当に頑張っておられましたよ。」
と、心の中でつぶやきたいと思います。

Up Date:2012年04月27日(金) by 管理者 at 15時44分
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当院の治療内容(お灸編その2) [スタッフ]

昔々、(ひい)おじいちゃんおばあちゃんの
時代、お灸というのは、自宅でやるのが
普通・・・でした。
そのときは、今の筒状のものも
なかったですし、もぐさそのもので
やるしかないので、直接やったり
切ったショウガの上にのっけてやったり
していました。
しかし、今はそんな人も、ほぼ皆無に
なってしまい、そもそも、個人に
あったお灸を、ちぎって、ひねって
使うというのは、プロの技術なのです。

うぬぼれで言うのではなく、患者様から料金を
頂戴している以上、私どもは、まぎれもなく
プロです。その立場からお話ししますと・・

当院で、新入職員が入りますと一番最初に
するのが、もぐさの塊を、▲に形成する
という作業です。
最後には、患者様の体に置いて、火をつけ
燃やす・・ただそれだけの運命をたどる
もぐさです。
しかし!実は、かなり▲にするのは難しいのです。
大体、「そこそこ三角」の形になるまでに、
毎日毎日やって、一ヶ月くらいはかかります。
単に▲にするだけではダメなのです。
形を、できるだけ均一に。もぐさは、天然の
よもぎが原料ですので、天候に左右されたり
出来不出来、質感が毎度異なります。
形成するにあたり、形だけでなく、固めた
ときの密度、堅さも重要です。
プロとして第一歩の鍛錬です。
(鍼灸の専門学校でも、ちょっとだけ
やります。でも私は、3年の学校生活の中で
この手の▲のものを作ったことは2回ほどしかなく、
詳しい作り方は、一切教わったことがありません。)

かたまりから少しずつちぎってひねるのは、
更に途方もなく難しいです。
適当にやっているわけではなく、米粒大の
大きさで、いかに必要な熱量を適度に
与えられるか術者は考えながらやっています。
いいお灸というのは、表面だけ焦げるように
ジリジリ熱いのではなく、奥まで浸透していくような
深い熱さを持っており、熱いけれども不快では
ないという不思議なものです。
一番熱くてもチクっとする、料理中油が
はねたときのような感じ、つねられている
感じ、という表現をされる方もおられます。
いいお灸は不愉快ではありません。
私どもは、そういう感覚をねらって灸を
すえています。

ここまで、もぐさのかたまりのお灸が
いかに良いかということをお話しましたが
残念ながら、ほとんど世にある治療院から
姿を消してしまったのには訳があります。
それは、これに最大の欠点があるからです。
「煙が出すぎるし、それに伴いにおいが発生する」
これに尽きます。
現代において、煙・においが出るというのは、
本当に致命的で、せっかく治療院を構えても
周辺から苦情がでることが非常に多いのです。
そこで、それらを減らすべく開発されたのが
筒状のものだったりするのですが、
あれでは繊細な熱量の調節ができません。
誰がやっても一定の熱量が出せるのはいいですが
筒の部分が異常に熱くなり、丸い痕が
残るやけどになる方も珍しくありません。

個人的に私は、お灸をするのも、されるもの
非常に好きなので、長々と書いてしまいましたが
読んでいただいた皆様も、是非一度当院で
本来の「もぐさのみでやるお灸」を体験しに
いらしてください。
いつも自宅で筒状のお灸をすえておられる
患者様も当院に通っていただけているのは
ご本人様の体がその違いをわかっているからです。
特に冷え性の方は、季節にかかわらず
お灸をお勧めします。

(おしまい)スタッフY

Up Date:2012年04月20日(金) by 管理者 at 10時14分
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当院の治療内容紹介(お灸編その1) [スタッフ]

今日は、当院で行っている治療と道具について
スタッフYの方から従業員目線で
詳しくお話したいと思います。
2回シリーズです。
ちょっと裏話も入ります。

当院。
大代表ホームページをごらん頂くと
最初に書いてありますが、
治療に使う道具が、非常に少ないです。
鍼と、もぐさ・・・だけです。
(逆子治療の際には、たまに、もう一つ
とある道具を使いますが。)
体を温めるのに赤外線を使っていますが、
これは特に治療効果があるものでは
ありません。

この治療法こそ、当院最大の特徴です。
今、鍼灸院、鍼灸接骨院といわれるような
治療院で、この方法をとっているところは
ほぼありません。

当院に初めていらっしゃる患者さんに
必ず鍼灸経験の有無をお伺いしますが、
全体の3割が経験者で、更に、
当院で治療に使う鍼と灸をお見せすると・・・
9割の方が、このタイプのお灸は
今までに見たことない!とおっしゃいます。

お灸・・・今や一般的にお灸というと
せんねん灸や、紙の筒状になったものを
指すようです。
当院が使用するお灸は、それではなく
原始的とも思える「単なるもぐさのかたまり」です。
▲に形成したもの、
塊をちぎってひねって使うタイプがあります。

どちらが本当の基本かというと、
もぐさのかたまりの方です。

筒状タイプ、そして、もぐさの塊
どちらも一長一短です。
ですが、施術者として私はどちらを
使いたいかというと、絶対的に
もぐさの塊の方です。こちらを使って
しまうと、もう、正直なところ
筒状は使いたくありません。

▲のお灸、ちぎって使うお灸・・・
何がいいかというと、
「個人に必要な熱量を術者が完全に
調節できる」ということに尽きます。
非常に重要なことです。
筒状のいいところは、「簡単便利で
煙が少ない」ということです。
筒状は、プロだけでなく全ての
方々に使っていただけます。
ですので、当院では、自宅でのお灸は
筒状のものをお勧めしています。

Up Date: by 管理者 at 10時11分
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