男性不妊に悩む「パパになりたい方」

不妊治療「ママになりたい方」

男性不妊

男性不妊 不妊に悩むカップルの、およそ半数は男性側に原因がみられます。そしてその男性不妊の原因々子としては、 「 造精機能障害 」・「 精子通路障害 」・「 勃起射精障害 」の三つに大別され、その中でも約6〜7割が原因の分からない、 特発性造精機能障害が占めるとされています。

《 男性不妊の原因と対策 》

1.造精機能障害
精子の数が妊娠のために必要とする数より少なかったり、精子の運動率が悪い、或いは、奇形な精子が多いなど精子を造る機能に問題がある。 精索静脈瘤・非閉塞性無精子症・乏精子症・精子無力症・奇形精子症など
対策: 薬物療法に加え日常生活を見直し、正すべきは正す事で、改善は可能で有り。 平行して鍼灸治療を加える事で更なる改善が期待できます。精索静脈瘤には外科手術が必要な事もあります。
2.精子通路障害
精子は造られているにもかかわらず、精子輸送路の何処かに狭窄や閉塞がある。逆行性射精・ 前立腺炎や精索上体炎の後遺症など。
対策: 精路再建術や顕微授精
3.勃起射精障害
性交の為の充分な勃起が得られない(ED)、遅漏・早漏・射精が出来ないなど。
対策: 薬物療法・カウンセリングに平行して鍼灸治療を加える事も効果的です。

《  男性不妊の鍼灸治療  》

女性に胞宮(子宮)が有る様に、男性の生殖器官として精室(睾丸)があり、これを精宮とも云いますが、その機能は、精液の生産と貯存にあります。 精室のこの機能の根源は五臓の中の「 」にあるのです。

東洋医学では、精室(睾丸)を「外腎」 と称し男性の生殖機能と「」との関係の深さを示しているのです。
この事から、男性不妊の鍼灸治療では腎中の精(腎精)を高めること、気(腎気)を整え陰陽のバランスをとることを中心に、 「腎経」・「肝経」と「衝任」二脈を対象に治療を行います。
現代は、精子が1個か2個あれば妊娠が可能な時代です。たとえ無精子症と診断されても精子になる前の、 後期精子細胞を使った顕微授精によって、赤ちゃんを授かることも出来る時代なのです。
男性も結果を怖れることなく、積極的に検査を受け、夫婦で不妊の問題解決に、取組んでください。

 

《 精液検査の正常値( 1999 WHO基準) 》
■精液量 2.0 ml 以上
■PH 7.2 以上
■精子濃度 2000 万 /ml 以上
■総精子数 4000 万 /ml 以上
■運動率 前進する精子が 50 %以上、または高速で直進する精子が 25 %以上
■正常形態率 15 %以上(クルーガーテスト)
■生存率 75 %以上
■白血球数 100 万 /ml 未満
精液検査データー
  2009年11月 2009年12月 2010年3月 2010年5月 2010年8月
精子濃度 【百万/ml】 35.801 47.967 25.374 37.539 24.331
精子数 【百万】 164.685 268.613 104.032 123.879 121.654
運動率 【%】 7.77 6.52 30.14 41.67 30
総運動精子数 【百万】 12.796 17.518 31.352 51.616 36.496
平均直進速度 【㎛/秒】 18.46 22.11 47.1 30.84 33.66
平均曲線速度 【㎛/秒】 35.27 34.68 60.39 59.96 62.77
直進性 0.51 0.63 0.76 0.51 0.51
頭部振幅 【㎛】 0.86 0.77 1.11 1.55 1.51
頭部振幅数 【Hz】 14.88 14.5 16.88 14.55 12.47
運動精子における直進速度分布
  2009年11月 2009年12月 2010年3月 2010年5月 2010年8月
〜5 0 0 0 6.452 6.25
〜10 25 0 6.25 9.677 12.5
〜15 25 42.875 0 3.226 12.5
〜20 0 0 6.25 3.226 0
〜25 0 28.571 12.5 12.903 0
〜30 25 14.286 0 6.452 12.5
〜35 25 0 0 12.903 0
〜40 0 0 0 12.903 6.25
〜45 0 14.286 0 9.677 12.5
45〜 0 0 75 22.581 37.5
この表のデーターは、男性不妊により当院に通院された方の、精液検査の結果を示したものです。この方は、ほぼ週一回のペースで通院され、今年8月のAIHに成功されました。
表を見て頂ければお分かりの通り、精子濃度・精子数の好転は見られないものの、運動率・運動精子数・直進速度に改善がみられます。その中でも、高速で泳ぐ精子の増えた事が良い結果に結びついたものと考えられます。
この事から、単なる運動率ではなく、運動精子数とスピードに注意されるべきと思います。

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